始めは、「いつもの膿皮症かな?」そう思われた犬の皮膚病でした。
でも、あまりに治りが悪いために細菌検査をすることになったことを前回の記事で書きました。
その結果についてご報告します!
皮膚炎の検査は細菌だけにはとどまらないこともある、らしい・・・
犬の皮膚炎が治らないのは、細菌だけが原因ではないとの話です。
我が家の愛犬の場合、細菌とアレルギーの両方が関係しているのです。
ちなみに、アレルゲンの種類は全部で92種類もあります。
それは、草木からカビや食物などにおよび、その中の何が原因になっているのかを調べるにはアレルギーテスト(血液検査で可能)が必要になります。
検査費用は、26,000円(税抜)也。
この際だから、アレルギーも調べてもらおうかと、ちょっと考えが及んだのですが・・・やめました。(^_^;)
理由は、アレルゲンがわかったところで、それを排除して生活するのはとても難しい場合があるという思いに至ったからです。
どういうことかというと、例えば、愛犬のアレルゲンがどこにでもある雑草だったとします。
散歩に行けば、愛犬は嬉しそうに雑草の方へ寄っていきます。その雑草を避けて散歩する・・・?・・・難しくないですか!?(>_<)ムリだっ!
ただ、愛犬の病気がアトピー性皮膚炎だったら、話は別です。
幸いそういうわけではないので、皮膚の状態をしばらく様子をみてから必要とあらばアレルギーテストをするのも良いかなと、思ったのです。
もちろん、食物などの避けられるものがアレルゲンなら良いのでしょうが、愛犬の場合はすでに結石と腸リンパ管拡張症による食事制限がかかっていますからね・・・。(*_*;厄介だ。
抗生物質の種類には効くもの・効かないもの・ビミョーなものとある
この検査をして良かったのは、愛犬に効く抗生物質の種類がわかったことです。
何種類もある抗生物質の中には、その犬に効くもの・効かないもの・そして効くかどうかビミョーなものとに分かれるそうです。
今回の結果にもとずくと、注射による抗生剤については、効き目あり。
その1週間後に出された内服薬(アレルギー用)は、は効き目が弱すぎた。
(腸リンパ管拡張症の影響がここで出てしまったんですね。)
その後、2種類の内服薬を出していただきましたが。
- 1種類目は抗生剤で、愛犬には効かない薬。
- 2種類目はアレルギー用で、前のより少し強めのもので効き目あり。
という結果がでました。
これで今後の治療方針が決定しました。
- 抗生剤は、効き目のある薬に変更する必要があり。
- アレルギー用は、効き目があるのでそのまま継続する。
このアレルギー用の内服薬は、強めの薬にすると体重が増えやすいというデメリットがあるそうです。
でもまぁ、今のドッグフードはロイヤルカナンの「pHコントロール V2+満腹感サポート」なので、太る心配もないし食べる量の調整もできるので問題ないでしょう。(*^_^*)
細菌検査して薬を変えた結果の写真と、今後の課題のまとめ
検査結果に沿って内服薬を変えて、10日ほど経過しました。
↓ お腹の状態です。
↑ まだ少し皮がはがれかけている状態なのですが・・・わかりますか?
↓ アゴのあたりです。
↑ 少し毛が生え始めているのがわかりますか?
ここまで綺麗に治ったんです!
検査直後は、まだ新たに炎症箇所が増えつつあったのですが、今ではそれも回復に向かっています。さらに、もう新しい炎症はおきていません。
問題は、今後です。
今現在は、薬により回復傾向にありますが、近いうちに薬をきることになると思います。
で、もしまた炎症が起きたら・・・また薬に頼らなければならなくなってしまいます。
その繰り返しになることは、やっぱり避けたい。
それを防ぐには、皮膚を強くするしかありません。
皮膚を強くする方法は、オイルのサプリメントや犬用化粧水などがありますが・・・。
さて、どうしたものか・・・?(考え中)