愛犬が腸リンパ管拡張症と診断(見込み)されて、愕然としたのが一昨日のこと。ショックのせいか、私の体調も少々不調気味・・・(^_^;)←しっかりしろ!
↓ 詳しくは関連記事をお読みください
腸リンパ管拡張症の怖いところは、根本的に治すことができず一生つきあっていかなければならない病気であること。そして、重度になれば、死に至ることもあるということです。
もし、あなたの愛犬の下痢が続くようでしたら、一度病院に連れて行ってあげて下さいね!
腸リンパ管拡張症は対症療法が中心!まずは食事に気をつけよう
さきほど「治すことができない」病気と書きましたが、治療は対症療法が中心となってきます。症状を抑え改善させること、です。
【腸リンパ管拡張症の対症療法】
- 食事療法 → 低脂肪・高タンパク質
- ステロイド療法 → 腸の炎症を抑える
- 除去食アレルギー療法 → 食物アレルギーに関連している場合
なかでも重要なのが、脂肪分の摂取に注意が必要という点です。
【脂肪には3種類ある!】
- 長鎖脂肪酸 → ペットフードに多い
- 中鎖脂肪酸 → 腸リンパ管拡張症に効果的!
- 短鎖脂肪酸
「長鎖脂肪酸」はペットフードによく含まれているもので、厄介なことに腸リンパ管拡張症の子には良くないのです。
この長鎖脂肪酸を摂取すると、腸管のリンパの流れを刺激してしまい腸管内へのタンパク質を多大に喪失してしまいます。
長鎖脂肪酸を含む食品は、魚油・大豆油・コーン油・オリーブオイル・牛脂・豚脂などがあります。これらは摂取しないように気をつけましょう!
一方、腸リンパ管拡張症に効果的と言われる「中鎖脂肪酸」は、リンパの流れを刺激せずに直接肝臓へ届くので、腸への負担がありません。
そのため、長鎖脂肪酸に比べ4~5倍も早くエネルギーに変わります。
長い間、人の医療現場でも栄養補給として使用されています。
中鎖脂肪酸を含む食品は、ココナッツオイル・MCTパウダー・パームフルーツ・牛乳・バターなどがあります。これらを愛犬に与えてあげましょう!
他に与えたいものは、食物繊維と脂溶性ビタミンです。
食物繊維は、長鎖脂肪酸の吸収を抑えリンパの流れを減少してくれます。
脂溶性ビタミン(ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK)は、脂質の吸収不良を補ってくれます。
我が家の愛犬の食事を変えたら下痢状態から脱出しました!
関連記事にも書きましたが、我が家の愛犬の場合、ヒルズの「u/dドライフード」をやめてロイヤルカナンの「pHコントロール V2+満腹感サポート」に変更しました。
変更して以降、非常に良い便が出てめでたく下痢状態を脱出できました!
獣医師の先生によれば、腸リンパ管拡張症であることは恐らく間違いはないけど、比較的症状が軽いため食事療法で対処が可能だということです。
一時は目の前が真っ暗になりかけましたが、ひとまず安心です。(^o^)