愛犬の下痢が続いて4ヶ月目にようやくわかった原因とは?
我が家の愛犬が慢性的な下痢の症状が出てから4ヶ月目になります。そこでようやく動物病院の先生より説明をいただきました。
【考えられる原因は2つ】
- 腸リンパ管拡張症
- 食物アレルギー
可能性としては、腸リンパ管拡張症ではないかということでした。
ただし、この病気を確定診断するには全身麻酔をして内視鏡で腸の組織を取って検査をしなければならないそうです。
全身麻酔は、犬(特に老犬)への負担も大きくリスクをともなうため、そう簡単にはできません。
【腸リンパ管拡張症とは?】
腸を流れるリンパ管が何らかの理由でふくらみ、腸がむくんだような状態になって機能不全となってしまう病気です。
症状としては、慢性的な下痢・食欲不振・体重減少があります。
今のところ検査の予定はありません。それに、もし本当に腸リンパ管拡張症だったとしても、この病気は治すことができないのです。基本的には、症状を抑えたり改善させるという対症療法しかありません。
下痢の原因がわかるまで4ヶ月かかった理由は?
愛犬が下痢になってから4ヶ月目。なぜこんなに原因究明に時間がかかったのかを説明しますね。
そもそも下痢の始まりは、3度目の膀胱結石摘出手術後の入院中のことでした。退院のときに「下痢気味なので整腸剤を出しておきますね」と聞かされ、「恐らく入院によるストレスでしょう」との話でした。
けれど、薬を飲み終わっても下痢は治まらず、追加で内服薬を処方していただきました。それでも治らないため「もしかしたらご飯のせい?」と私は思うようになりました。
ちょうど手術後からのごはんをヒルズのu/dドライフード(非ストルバイト性尿石症用の療法食)に変えていたからです。
ヒルズメーカーさんのお話では、まれにu/dドライフードを食べて下痢になってしまう子がいるようなのです。その対処法として教えていただいたのが、同じu/dのウェットフード缶を少しトッピングしてあげると改善される場合があるという方法です。
しかしトッピング法も効果がなく、今度はドライフードを減らしてウェットフードを増やすという、フードの割合変更をしてみました。が、それも効果なし・・・。
結石を繰り返している愛犬にとって、u/dが最後の療法食だったため、ごはんそのものを変えることができなかったのも、診断に時間がかかった原因のひとつだと思います。
結局、食事での改善はできず内服薬に頼るよりほかになくなりました。でも内服薬でもなかなか下痢は治まりませんでした。
内服での治療法は、約1週間薬を飲んでは状態を確認。効果がなければ、別の種類の内服を投与。効果が出たところでそのステロイド剤の量を減らし、状態が良ければ薬を止める。するとまた下痢の状態になってしまい、再び内服薬を試す。
そんな状況を続けているうちに、いつの間にか下痢になって3ヶ月を過ぎていました。そして昨日、効き目のあった処方薬7日分がなくなり、再び動物病院へ薬をもらいにいくと、獣医師の先生からお話がありました。
色々な薬を試した結果、先生の結論は「腸リンパ管拡張症」ではないか、ということになったのです。
治療法のない腸リンパ管拡張症と膀胱結石症を併発?今後の治療は
愛犬の場合、療法食での膀胱結石予防が難しいという結論が出ている状況です。
それならある意味で、ヒルズのu/dにこだわる必要はないのです。(だからといって好きなものを与えていいわけではないですが・・・)
腸リンパ管拡張症の場合、「低脂肪・高タンパク」の食事療法が必要になります。また食物繊維を多くとることで症状を抑えることができるのです。
もし、愛犬に食物アレルギーが関係しているなら、u/dをやめることで下痢の症状が良くなるかもしれないのです。
そして先生の提案は、「内服薬はやめてご飯を変えてみましょう!」でした。
ロイヤルカナンの「pHコントロール V2+満腹感サポート」
これは、尿石症用の療法食で以前に1ヶ月ほど食べさせていたことがあるのですが、このフードの特徴がまさに「低脂肪・高タンパク」であり比較的「食物繊維も多い」というものなのです。
昨日の昼ごはんから、このフードに変えているのですが、今日の愛犬の便の状態は思いの外「良好」でした。(*^_^*)
もう少し様子をみなければわかりませんが、このご飯で効果が出ることを期待しています!
できることなら・・・「腸リンパ管拡張症」・・・違ってほしいなぁ(-_-;)