愛犬チワワの病気は膀胱結石~発症から5年再発3回の闘病記~

愛犬デカチワワは6才で膀胱結石を発症。療法食・膀胱洗浄・投薬・サプリメントなど様々な再発予防に取り組むも、5年の間に再発を繰り返し、膀胱結石摘出手術3回実施。現在4度目の再発が判明。さらには腸リンパ管拡張症・皮膚病を併発。そんな愛犬との闘病生活を中心に気になる犬情報を綴っています!

愛犬の結石除去手術に立ち会って飼い主の責任について考える

いま愛犬が手術台にいるのは、私が1年前に「判断」を間違えたからかもしれない・・・。

飼い主の選択が、愛犬の命を左右する・・・。

そして、大切な「幸せな時間」も奪ってしまう・・・。

あらためて、愛犬のためにできることを考える。

 

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愛犬が手術する姿を見守るのはこれで3度目だ。
その理由は、膀胱にできた結石を除去するため。
これまでに、3度目の再発と3度目の手術。
結石は再発しやすい病気とはいうけれど、1年おきに3年連続で手術なんて・・・。

再発予防のために日々の療法食が必要になる。
その最適と思われる療法食を始めて、愛犬の体重は増え始めた。
理想体重(かつての体重)は5.2キロくらい。結石を発症して間もなく、体重は6.3キロ、約1キロ増えた。
獣医さんは、現状維持できれば大丈夫と言ったけど、2度目の再発で療法食の種類を変更。

すると、体重はあっという間に7.4キロまで増加!

結石予防の療法食は、高カロリーなためどうしても太ってしまうワンちゃんがいるそうだ。
さすがに太り過ぎも健康上よくはない。

 

獣医さんの提案は2つあった。

 

【提案A】体重を落とすことに重点をおく治療
 (1)療法食をダイエット用食品に変更
 (2)結石予防のために「ウラリット」という薬を処方
 (3)1~2週間に1回「膀胱洗浄」をする

 

【提案B】療法食の量や種類を調整してカロリーと体重をコントロール
 (1)療法食の缶詰タイプとドライフードの割合を調整して与える
 (2)2週間に1回「膀胱洗浄」をする

 

あまりにも急激に太り過ぎてしまい、他の病気を発症することもこわい。

少しの間ダイエット中心の方法をとり、ある程度体重が落ちたらまた考えれば良いか?

そう・・・。

この判断が、間違っていたのかもしれない。

 

思いの外、体重は落ちてくれなかった。
少し落ちては停滞期に入り、また少し落ちては停滞期・・・。
気がつけば、すぐに1年経っていた。
体重は6.7キロ。
MAX時に比べれば、0.7キロは落ちたけど。
やっぱりまだ、やや「ポッチャリ」さん。


とりあえず、手術から1年経過したということで、念のための健康診断を実施。
そして・・・。
まさかの再々々発!?


愕然!

 

早速、治療法として獣医さんの話では、
1年前にはなかった治療で、新しい「療法食とサプリメント」で石が小さくなったという事例があるという。

それは願ってもない話。


祈るような思いで1ヶ月と10日、その治療を試みる。
しかし、再検査のレントゲンに映った結石は、前回よりわずかに大きくなっていた。

そうなれば、最善の方法は「外科手術」と「石の分析鑑定」だと獣医師が言う。
可愛そうだけど、仕方がない。

 

すでに血尿の症状は出ている。
このままにして、膀胱炎になってもいけないし。

 

もう他に選択の余地はなかった。

数日後、愛犬は3度目の手術に臨んだ。

 

太り過ぎは、確かに健康上よくはない。
けれど、再発の可能性を考え、また手術をしなければならなくなった愛犬のことを思えば、「再発防止」の方法を優先すべきだったのかもしれないと。

 

手術台の愛犬の姿をみて、そう思わずにいられなかった。
私の選択は、間違っていたのかもしれない。
もっと慎重に、ダイエット法は「ある程度の期間を決めて試してみる」べきだった。
そして「状況に応じて治療法の再検討をする」という判断が必要だったのかもしれない。


愛犬は飼い主に命を預けている
愛犬は、自分で選択することはできない。
愛犬の健康は飼い主の責任にある。

愛犬にとって何が一番の幸せかを、飼い主の責任としてよく考える必要があるのかもしれない。


今度こそ間違った選択はしないと、肝に銘じつつ、退院まで毎日愛犬に会いに行く。