愛犬チワワの病気は膀胱結石~発症から5年再発3回の闘病記~

愛犬デカチワワは6才で膀胱結石を発症。療法食・膀胱洗浄・投薬・サプリメントなど様々な再発予防に取り組むも、5年の間に再発を繰り返し、膀胱結石摘出手術3回実施。現在4度目の再発が判明。さらには腸リンパ管拡張症・皮膚病を併発。そんな愛犬との闘病生活を中心に気になる犬情報を綴っています!

犬にクランベリーサプリメントのどんな効能があるのか?

クランベリーサプリメントの効能と結石予防の関係性は?

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犬の結石予防に効果があると言われるクランベリーですが、どんな効能があるのでしょうか?
私の愛犬が膀胱結石を4回もやっているので、気になって調べてみました。

クランベリーの効能は大きく2つあります。

  1. 細菌の付着を抑えてくれる
  2. 尿のpHの値を酸性化して細菌の増殖を抑えてくれる


さて、結石の成分について詳しい方は「あれ?」と思われたのではないでしょうか? 2番目の「尿のpHの値を酸性化」するという点です。

犬の結石の成分に多いのは2種類です。

  • ストルバイト → 尿pHがアルカリ性に傾くことから発症
  • シュウ酸カルシウム → 尿pHが酸性に傾くことから発症


そうです。この2つの成分は、相反する性質をもっています。
ストルバイトについては、尿pHを酸性寄りにすることで発症を抑えることができますが、一方のシュウ酸カルシウムについては、逆に尿pHをアルカリ性寄りにすることで発症を抑えることができるのです。

ということは、クランベリーの効能2番目「尿のpHの値を酸性化」することで予防できるのは、ストルバイト結石の場合となるのです。

そもそも、クランベリーにはシュウ酸が含まれており、これがシュウ酸カルシウム結石の原因になる危険性があるのです。よって、私の愛犬のようにシュウ酸カルシウム結石になりやすいワンちゃんに食べさせるのは要注意!ということですね。

 

クランベリーがストルバイト結石予防になることを詳しく説明します!

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クランベリーには、ワインで有名な「ポリフェノール」の一種である「プロアントシアニジン」という成分が含まれています。その「プロアントシアニジン」にはA型とB型の2種類があるのです。

  • A型プロアントシアニジン → クランベリー特有の成分
  • B型プロアントシアニジン → リンゴ・ブドウ・プルーンなど多くの果物に含まれる成分

ストルバイト結石を発症する原因の多くが、細菌感染による膀胱炎といわれています。膀胱炎は、細菌が尿道から侵入し膀胱の壁に付着することで発症します。

 

先ほどの「A型プロアントシアニジン」は、膀胱の壁に細菌が付着するのを抑えてくれて、細菌を尿といっしょに排出することで増殖を防いでくれるのです。これが膀胱炎を予防してくれると言われる要素なのです。

 

それゆえ、細菌感染によるストルバイト結石の発症を予防するには、クランベリーサプリメントが効果的であると言われているのです。

 

膀胱炎やストルバイト結石になりやすいワンちゃんに、クランベリーサプリメントを試してみると効果が出るかもしれませんよ!ただし、与え過ぎには気をつけましょうね!