うちの愛犬チワワも高齢になってきました。
シュウ酸カルシウム結石を含め、これまでに5回も手術を経験しています。今まではさしたる問題もなく「手術」を乗り越えてきてくれましたが、年齢のことも考えると、今後はそう楽観的にも構えていられなくなりました。
そんな理由から、犬が手術をする場合のリスクというものがどういうものなのかを、調べてみました。
短頭種が手術のリスクが高いと言われる理由は?
よく短頭種は、手術のリスクが高いという話を聞きますね?
まず最初に、「短頭種」って何犬の子たちのことを指すのか知っていますか?
【短頭種】
- フレンチブルドック
- ブルドック
- パグ
- シーズー
- チワワ
- ポメラニアン
- キャバリア
- ヨーキー です。
あなたの愛犬は大丈夫でしたか?うちの愛犬チワワって、実は短頭種だったのですね。知りませんでした・・・(^_^;)←おいおい
短頭種は、その特異な口の構造をしていることにより、次にあげるリスクがともないます。
- 心拍数が急速に下がりやすい
- よだれがでやすく、気道閉塞が生じる原因になやすい
- 短頭種の特徴的な口の構造の影響で、気管チューブを挿入しにくい
- 低酸素症を起こしやすい
- 嘔吐のリスクが高く、気道を遮断してしまう危険性が大きい
短頭種の手術は、獣医師のベテラン先生でも神経をつかうそうです。
全犬種に言える?「手術のリスク」ってそもそも何が原因なの?
手術で一番リスクをともなうのは、全身麻酔をすることにあります。
だけど人間だって、ときには手術をしますよね?
人間と犬では、どれだけリスクに違いがあるのか数字でみてみました。
【麻酔による死亡率】
犬は、1000頭に1頭の割合だと言われています。
人間の場合は、1万人に1人だそうです。
思いのほか数値が高いと思いませんか?
次に、全身麻酔によるリスクとは何があるのでしょうか?
- 体質的に麻酔薬にアレルギーをもっていた
- 心臓疾患や腎機能障害があった
- 麻酔している時に、血圧が急激に下降し、脳や臓器への血液の流れが悪くなってしまった
- 膵炎が原因で、脂肪でとかしている麻酔薬があわなかった
- 手術後のモニターチェックが十分ではなかった
- 小型犬の場合は、麻酔の調節が困難
また、人の医療に比べて獣医療にはまだまだ高い壁があるようです。人と犬とでは、以下のような違いが犬の手術のリスクを高めてしまっているのです。
人の医療はこうして安全性を高めているのに対して、獣医療はリスクと背中合わせでギリギリの医療を施しているといえるでしょう。
最後に「老犬」って何歳からを老犬と呼ぶのでしょうか?
- 小型犬 → 12歳以上
- 中型犬 → 10歳以上
- 大型犬 → 8歳以上
大型犬になるほど老化が早いですね。
老犬になると、心肺機能が弱まったり呼吸器系疾患の影響により手術のリスクが高くなります。
うちの愛犬チワワも今年12歳になります。まさに「老犬」の仲間入りですね。少しずつではありますが、愛犬の老化現象が気になり始めてきました。
もう手術をしなくてすむように、結石の再発を防がなくてはなりません。
まだまだ、いつまでも元気でそばにいてほしいですから。(*^_^*)