愛犬チワワの病気は膀胱結石~発症から5年再発3回の闘病記~

愛犬デカチワワは6才で膀胱結石を発症。療法食・膀胱洗浄・投薬・サプリメントなど様々な再発予防に取り組むも、5年の間に再発を繰り返し、膀胱結石摘出手術3回実施。現在4度目の再発が判明。さらには腸リンパ管拡張症・皮膚病を併発。そんな愛犬との闘病生活を中心に気になる犬情報を綴っています!

犬のシュウ酸カルシウム結石ができる原因とは?メカニズムは?

シュウ酸カルシウム結石が形成される原因とは?そのメカニズムを紹介します!

 

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「シュウ酸」は食品に含まれている成分(水に溶けやすい)です。
なんの食品に含まれているか?というのは、実際にはそのはっきりとしたデータはないのが実状。よく言われるのは「ほうれん草」なのですが、詳しくは関連記事に書かせていただいていますので、参考にしてください。↓

 

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食べ物から摂取された「シュウ酸」は、からへ移動していきます。通常は、腸内にて「シュウ酸」と「カルシウム」が「1:1」の割合で結合します。結合すると、水に溶けにくくなるので腸壁にとどまり便となって排出されます。
これが、正常な流れになるのですが。

 

脂肪を摂取することによって、カルシウムはシュウ酸よりも脂肪と結合しやすくなってしまいます。すると必然的にカルシウムが減少し、シュウ酸が余ってしまいます。

 

シュウ酸は水に溶けやすい性質をもっているので、余ったシュウ酸は腸で吸収され血液から腎臓へ流れます。腎臓は、尿を作っているところなので尿中のシュウ酸が増えてしまいます。

 

尿の排泄量はカルシウムを「1」とすると、シュウ酸はその「10分の1~20分の1」といわれています。尿にたまったシュウ酸は、カルシウムと結合すると「シュウ酸カルシウム結晶」になり水に溶けにくくなります。

 

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こうなった場合の対策としては、水分をとり排尿を促します。排尿を増やすことにより、シュウ酸カルシウム結晶は体外へ排出されます。しかし、尿中にとどまった結晶は、結晶同士がくっつきあい更に結合。そして、「シュウ酸カルシウム結石」となりワンちゃんの体の中で悪さをするのです。

結石になってしまうと、膀胱炎や血尿・尿道閉塞・急性腎不全など、あらゆる症状・病気を引き起こす引き金となってしまうのです。

以上が「シュウ酸カルシウム結石」ができてしまう原因であり、メカニズムになります。

 

シュウ酸カルシウム結石の予防にはどうしたら良いか?

 

まず、尿中のシュウ酸を減らすことが大事です。
これは、シュウ酸を摂取しないようにシュウ酸がどんな食品にどれだけ含まれているか、という目安がないことと、カルシウムを多くとることです。ただ、一番良いのは「獣医師がすすめる療法食」に切り替えるのが良いと思います。

そして、先ほども書きましたが水分をきちんととることです。これは、ワンちゃんの大きさによって適切な水分摂取量が違ってきますので、詳しくは関連記事をご覧ください。↓

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先ほどおすすめした「獣医師がすすめる療法食」には、結石を作らないようにするための食事というだけではなく、ワンちゃんが水分をきちんととれるように計算されています。

我が家の愛犬は、現在「シュウ酸カルシウム結石」の予防のためにヒルズメーカーのu/dを食べていますが、きちんと水分もとってくれていますよ。(*^_^*)

シュウ酸カルシウム結石ができる原因とメカニズムを知って、可愛い愛犬の結石予防に役立てましょうね!