犬が病院にかかるとき皮膚トラブルが一番多いって知ってる？
犬を飼っていると、動物病院にお世話になることが必ずあると思いますが、なかでも皮膚のトラブルによる受診が一番多いと言われています。
私の愛犬も皮膚が弱く、仔犬の頃から数多く病院にかかっています。その皮膚トラブルの中で、当時非常に悩まされた「脂漏症」についての体験を書きたいと思います。
脂漏症はフードの変更とシャンプーの頻度で体質改善できた！
愛犬が、最初の皮膚トラブルに見舞われたときのお話です。
それは１歳になったばかりの頃、シャンプーをしてあげても翌日には全身の被毛がベタベタ・・・。なんでベタベタしてるんだろう？と不思議に思って病院へかかると、人間でいう「あぶら症」みたいなものです、と説明されました。
正確には、「脂漏性皮膚炎」といいます。この脂漏症には、脂っぽくなる場合と乾燥してフケが多くなる場合と２種類あります。
１歳時に愛犬がかかった皮膚炎は、前者の皮膚から異常に脂が出てしまう脂っぽくなるタイプの方です。
この症状は薬で治すことは簡単なのですが、投薬をやめると再発してまうことがあり、それを繰り返す場合はずっと薬が必要になってしまうというのです。
当時の先生は、まだ１歳であるということを考慮して「体質改善」をしてみては？と提案されました。
具体的には、それまで食べていたフードの種類を変え、頻繁にシャンプーをすることで脂を抑えていくというものでした。
フードの種類を変えるといっても、同じメーカーのフレーバーのみを変えるという簡単なものです。ただ、シャンプーは大変でした。始めは動物病院で薦められたシャンプーを使って、１日置きに実施。その後は週に２～３回→週に１回→１０日に１回というように、徐々にシャンプーの間隔を広げていくことで、脂の分泌を抑えていくという方法なのですが。
これがなかなか思うようにきれいに脂が落ちてはくれないのです。
そんなとき提案されたのが、薬浴という方法です。動物病院で専門的にケアをしてもらうのです。この薬浴は治療の一環なので、ペット保険も使えます。
「自宅でシャンプー」から「薬浴」に変えて、効果テキメンでした。
２週間に１回から月に１回になり、１１歳の今でも定期的に薬浴をしてもらっています。
これまでも頻繁に皮膚トラブルはありますが、薬浴をしてもらうことで改善されることもあり、無理に抗生物質などの投薬をせずに済むという利点もあります。
また、ついでに被毛のカット・爪切り・耳掃除・肛門しぼりなどの美容もいっしょにやってもらうと清潔が保てて非常に楽だし助かります♪
ただ、美容系は薬浴とセットになっている病院と、別料金で保険がきかない病院とあるので確認が必要ですよ！
動物病院で薬浴してもらうと一回いらくかかるの？
私は引越しの関係で動物病院を変えているのですが、セットの場合も別料金の場合もそれほど金額には大差ありません。
Ａ動物病院 → 再診料・薬浴美容セット（全て保険対象）
Ｂ動物病院 → 薬浴・美容（薬浴のみ保険対象）
保険利用で、ＡＢともに支払いは1,700円位。
実費で3,000円位という感じです。
もちろん、料金設定は病院の任意で決められているので、ご利用の際は各かかりつけの動物病院にてご確認下さいね。
